体育会ナビカップ「関東JUNKOオールスター大会2023」が、6月30日に福島・泉崎村で開幕した。この大会は関東地区連盟の学生委員が企画運営する学生のための大会で、リーグ間を越えた交流と技術力向上を目指している。初日の30日は泉崎カントリービレッジで開会式と参加6チームによる抽選会が行われた。1日は3チームずつ2球場で予選リーグを行い、東京六大学選抜と東都選抜Bが2勝を挙げ、2日の決勝に進出。敗れた北関東選抜、神奈川選抜、東都選抜A、北関東選抜は同日の交流戦を行うことになった。
昨年、静岡県で開催された第1回大会に続いての開催は、宿舎にて協賛会社であるJA全農福島、ガーディアンシップのキャリアガイダンスや、関東地区連盟・山田善則理事長によるインテグリティ研修が行われたほか、最終日には福島海ごみ削減プロジェクト(日本財団・海と日本プロジェクト管轄)の地域清掃や、地元中学野球部の選手への野球教室などが予定されている。
福島・白河旭高出身の関東地区連盟・江田真博副委員長(4年・神奈川大)は「この大会はすべて学生主体やっています。昨年の大会に参加したとき、選手たちがチーム関係なく生き生きとプレーしていた姿が印象的で、また来年も開催したいと思いました。選手たちに金銭的負担を多くかけてしまうのは避けたいので、参加費を一人3万円以内に収まるよう会場探しや、スポンサー集めに奔走しました。小中高校時代にプレーした球場で、自分たちが企画し大会が開催できることが感慨深いですね」と話し、学生員が一体となって持続的に開催できる大会運営を目指している。
この取り組みは、福島中央テレビでも紹介される予定で、選手たちは野球を通じた人間力向上、地域貢献、野球普及を目指している。
(編集部)