“JUNKOWEB”

大阪経済大、日本大が決勝進出 2年連続同一カード<第75回全日本大学準硬式野球選手権記念大会>

◆大阪経済大2ー1慶應大
 先制点を奪ったのは慶應大。0―0で迎えた5回表、2死二塁の場面で藤井響人(1年=鎌倉学園)が左安打を放ち先制に成功。球場中に「若き血」が響き渡った。しかしその裏、無失点ピッチングが続いていた日比谷元樹(4年=慶応義塾)に大経大の強力打線が襲いかかる。大経大・9番高橋寛多(4年=徳島商)が右安打を放つと、続く伊藤元翔(3年=初芝橋本)の犠打で二塁に進め、1死一、二塁のチャンスをつくる。打席には前日の北海大戦で先制打を放った高山直之(4年=日本航空石川)。フルカウントから日比谷の137キロの直球を捉え同点に追いつく。続く打者も死球で1死満塁とチャンスを拡大させると外間隆之介(4年=三田松聖)が右安打を放ち勝ち越しに成功。結果的にこれが決勝点となった。大経大は新田俊介(2年=益田東)、島元悠志(4年=桜宮)、沢田健登(4年=西城陽)の継投リレーで慶応打線を1失点に抑え、3年連続の決勝進出を決めた。

粘りの投球を見せた大経大の先発投手・新田俊介(2年=益田東)

◆日本大2ー0中央大
 東都リーグ同士対決となった日本大―中央大の試合は8回に試合が動いた。日大の攻撃、先頭の2番中島健輔(4年=日大鶴ヶ丘)、3番半田陸人(3年=佐野日大)の連打で一、二塁。犠打もあり2死二、三塁の場面で、昨日猛打賞の山本創也(3年=桜美林)が打席に立つ。2ストライクに追い込まれるも、中央大・田中駿佑(3年=大崎)のスライダーを捉え、レフトの頭を超える2点適時打を放ち均衡を破った。最終回は7回からマウンドに上がっていた足立丈(2年=日大豊山)が3者凡退で抑え2年連続の決勝進出を決めた。

8回に決勝打を放った日大・山本創也(3年=桜美林)

 明日の決勝戦は昨年優勝の日大と昨年準優勝の大経大が激突。昨年の決勝戦と同じ顔合わせとなった。決勝打を放った猛打賞の日大・山本は、「去年は決勝で2安打だったが、明日は今日と同じ猛打賞を放って先輩方を笑顔で引退させたい」と力強く話した。
 決勝戦の模様は全日本大学準硬式野球連盟のYouTubeチャンネルにてライブ配信。
 明日28日くら寿司スタジアムにて10:00試合開始。(入場無料、一球速報あり)