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得失点差で全関東が優勝!アデレードジャイアンツに4戦全勝/豪州遠征レポート

 準硬式豪州遠征は26日、前日と同じく豪・アデレードダイヤモンドスポーツスタジアムで2試合を行った。全日本VSアデレードジャイアンツ傘下・ネクストジェネレーション(以下AG)は6-5で全日本が逆転勝利。最終戦は全日本VS全関東の優勝決定戦となり、全日本が初回に犠打で取った1点を守り切り、1-0で勝利した。両チームは3勝1敗で並んだため、直接対決の得失点差により全関東の優勝が決定した。日本チームは4戦全勝。全日本3勝1敗、全関東3勝1敗、AG0勝4敗という最終戦績となった。
*試合球は守備の際を準硬式球、攻撃の際は硬式球を使うチェンジボール制。

■全日本・藤田(愛知学院大)の二塁打で逆転
▽第5戦(26日・豪アデレードダイヤモンドスポーツスタジアム)
AG  3200000=5
全日本 012201✕=6

[戦評]優勝に向けて絶対に負けられない全日本は初回、2回と先発の山崎陽平(帝京大3年=横浜隼人)が攻め立てられ、いきなり5点のリードを許す。しかしその後は全日本が粘りを見せ、松室歳唯(大阪商業大3年=高取国際)、向久保怜央(同志社大3年=花巻東)、岩﨑魁起(大阪経済大4年=三田西陵)の適時打などで4回に同点に追いつく。そして6回、藤田櫻(愛知学院大3年=聖隷クリストファー)の適時二塁打で逆転に成功。投手陣も3回以降、4人の投手リレーがはまり6-5で全日本が激戦を制した。

全日本:山崎、古賀、高良、清野、〇佐伯―森
二塁打=岩﨑、藤田

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試合前に相手選手と交流をする藤中壮太(法政大2年=鳴門)、松室歳唯(大阪商業大3年=高取国際)、石井竜弥(中央大3年=)、佐伯奨哉(同志社大4年=中京)

AG第1戦目で2ランを放った須田翔(北星学園大3年=札幌国際)

5失点を喫した山崎陽平(帝京大3年=横浜隼人)は「全体的に球が浮いてしまった」と反省。次につなげる

2番手で好投し、チームに流れを引き寄せた古賀涼平(日本大3年=佐賀商)

今大会通じて打撃好調だった(写真左)向久保怜央(同志社大3年=花巻東)に声をかける西椋生(岡山大3年=向陽)

AGの選手が拾った防具を受け取る森祐太(愛知学院大4年=大垣西)

■全日本・中島秀(日大二)の決勝犠飛でスミ1勝利
▽第6戦(26日・豪アデレードダイヤモンドスポーツスタジアム)
全関東 0000000=0
全日本 100000✕=1

全関東:●近野、古川端、丸嶌、近藤―山崎大
全日本:〇今村、足立、藤、中石井―細川

[戦評]優勝決定戦となった全日本VS全関東。全日本は3点差以上で勝利すれば優勝となる。初回、全日本は1死満塁でチャンスを作ると、中島秀馬(日本大4年=日大鶴ケ丘)の犠飛で幸先よく先制。先発の今村一心(福岡大3年=佐賀北)が3回を被安打1、5奪三振と好投し、全日本ペースで試合が進む。全関東も2回以降は4人の投手リレーで無得点に抑えるが、打線が5回まで1安打と繋がらず、散発3安打で無得点。1-0で全日本が勝利した。

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全関東・先発の近野歩飛(神奈川大2年=市立橘)は1失点されるも抜群の投球術を見せる

選手権優勝の日大で主軸を打ち、シュアなバッティングを見せた半田陸人(日本大2年=佐野日大)

140キロに迫る速球を投げ込む左腕・古川端晴輝(法政大2年=花巻東)も圧巻の投球

高橋凌(法政大3年=花巻東)ら、今回の遠征では花巻東出身者が5名選ばれている

1回裏、決勝打となる中犠を打った中島秀馬(日本大4年=日大二)は集大成を見せた

全日本の先発で3回を完ぺきに抑えた今村一心(福岡大3年=佐賀北)

盛り上がる全日本のメンバー。地区を超えて親交が深まった

2度の選手権決勝を経験する津島良丞(大阪経済大4年=大塚)の姿勢は他の見本となった

AG第1戦で2本の二塁打を右前に放った真鍋翔(同志社大4年=高松商)は代打で出場

(文/東京大4年・鈴木陸太=東海)

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