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「スポーツを始めるきっかけに」。 東北学院大が小学1〜3年生と交流

 11月23日(祝)、仙台市主催の「発見!はじめてスポーツチャレンジフェスタ2022」が行われ、東北学院大準硬式野球部が協力団体として参加した。このイベントは、親子でスポーツを体験してもらい、スポーツの魅力や楽しさを伝えるとともに、自分に合ったスポーツを発見する機会をつくる為、仙台市が今年初めて開催。野球やサッカー、バスケットボールなど、全10スポーツの体験教室が、宮城・元気フィールド仙台で一斉に行われ、仙台市内に住む小学1年生から3年生の親子を対象に1,300人が集まった。

 

 野球の体験教室では、午前の部を東北楽天ゴールデンイーグルスが担当し、午後の部を東北学院大準硬式野球部が担当。子供達に楽しんでもらえるように少し遊びを加えたキャッチボールやティーバッティングなど、実際に選手たちがメニューを考え、参加した約50名の親子に寄り添いながら野球の楽しさを一緒に味わった。
 バッティング体験の前には、お手本を見せるために選手がバッティングを披露。矢のような鋭い打球を放つと子供たちから拍手と歓声があがった。

雨天の為、屋内ブルペンで体験教室を行った。キャッチボールは柔らかいプラスチックボールを使用した。

親子で楽しめるように、ジャンケンを取り入れたウォーミングアップを行った

子供の目線で教える選手達。終始ハイタッチを交わしながら一緒に楽しんだ

 参加した保護者は、「皆さんの若くてさわやかなご指導がとても良かったです。地元のこども達が地元の大学生にスポーツを教えてもらうというのはありそうでなく、良い機会でした」。

「今まで野球に全く興味を見せなかった息子が、楽しそうにキャッチボールをしている姿を見て、来てよかったなと思いました。また来年も開催してほしい」と継続的な開催を望む声もあった。

 体験教室を終えた副主将の本田涼貴(3年=利府高)は、「参加してくれた子供達が全力で野球を楽しんでいる姿は、自然に笑顔にさせてくれますし、私達が子供達の憧れの存在になりたいと思わせてくれました。準硬式野球が更にスポーツ界を盛り上げる存在になれるよう、このような活動を続けていきたい」と童心を思い出し、刺激を受けていた。

 大学準硬式野球は、「ダイバーシティ・インクルージョン」を掲げ、今回のような世代を超えた交流を通じて人財育成を図っている。今後も年齢の垣根を超えた地域貢献を部として続けていく方針だ。

(文・編集部)