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史上初の準硬式甲子園大会は雨天中止に。準硬式一丸となった「夢実現」は来年へ。 全日本大学準硬式野球東西対抗日本一決定戦甲子園大会レポート③

 13日、全日本大学準硬式野球連盟設立75周年を記念して甲子園で開催される予定だった準硬式東西対抗日本一決定戦は、雨天による中止が決定した。試合は中止となったが、開会式の様子はYouTubeLIVEで予定どおり中継し、立命館大学在学中のウクライナ出身留学生、キン・ヴァレリアさんと、大阪府の中学準硬式野球部の選手の始球式が行われた。大阪府には48チームもの中学準硬式野球部があり「大阪NO.1」を決める大会が毎年行われている。この日は抽選で選ばれた約20名が大学生と一緒に室内練習場でウォーミングアップを行い大学生とともに「準硬式の歴史的な日」を目に焼き付けた。

 開会式の最後には、スタンドに向かって東軍・中島健輔主将(日本大3年=日大鶴ケ丘)、西軍・大手美来主将(大阪経済大4年=八戸学院光星)、大会プロジェクトチーム・近藤みのり学生委員長(愛知大4年)が来場者に向けて感謝の挨拶を述べた。

◆中島健輔主将(日本大3年=日大鶴ケ丘)
 本日はお集まりいただき、ありがとうございます。残念ながら中止と言う結果になってしまいましたが、準硬式の歴史を変えるこの大会に参加できたことを本当に良かったと思っています。また来年度もこの大会が開催されるように、選手一同精一杯頑張っていきますので、応援の程よろしくお願いします。本日はありがとうございました。

◆大手未来主将(大阪経済大4年=八戸学院光星)
 こんにちは。西日本選抜チームの主将の大手未来です。本日は悪天候の中、お集まりいただきありがとうございます。中止という残念な結果になりましたが、これからの準硬式野球の発展であり、進展につながる日になったと思います。準硬式野球はまだまだ知名度が低く、みなさんの力がすごく宣伝力になるので、これからもなにとぞ、準硬式野球の応援をよろしくお願いします。本日はありがとうございました。

◆甲子園大会プロジェクトチーム・近藤みのり学生委員長
 本日はお集まりいただき、本当にありがとうございます。この足元の悪い中、この阪神甲子園球場に足を運んでいただいた多くの皆さま、、そして今LIVE配信を見ていただいている皆さま、本当にありがとうございます。この甲子園のプロジェクトは、数年前からやりたいと話が出ていましたがなかなか実現することができず、今年やっとやれることになって甲子園のプロジェクトチームが発足したのが今年の5月です。その日からたくさんミーティングを重ねて、なんとか今日と言う日を迎えることができました。しかし、このような雨のため中止という結果になってしまい、本当に悔しく思います。ですので、絶対に来年以降、もう一度、ここ甲子園球場で大会ができることをプロジェクトチームとして、強く願っています。
 ご存じの方も多いかと思いますが、いま準硬式連盟ではクラウドファンディングに取り組んでおります。多くの方々からご支援を頂き、たくさんのコメントを頂き、こんなにも準硬式野球は多くの方に応援していただけるんだと思い、涙が出そうでした。
 私は4年生でもう準硬式野球に大学生として関わることはないです。ですが、後輩たちがもう一度必ず、ここで、大会を開いてくれると願っています。
 準硬式野球はまだまだ知名度が低く、だからこそ、これからどんどん発展していくことができるスポーツだと思っています。ですので、皆さん、これからも、大学準硬式野球の応援をよろしくお願いします。本日は本当にありがとうございました。

■雨天中止という、自分ではどうにもならないことをどう受け止め前に進むか
 構想から約5年。プロジェクトチーム結成から半年。地域貢献や野球普及、インテグリティ研修を行いなから準硬式の価値を考え、甲子園大会で締めくくる予定だった2泊3日の今大会。予備日がない上での甲子園大会は無念の中止となったが、選手たちは気丈に受け止め、笑顔を振りまくことで前に進む一歩を見い出した。学生たちのその姿には、自分ではどうにもならないことを、どう前向きに受け止めるか、という学びを感じさせるものとなった。
 開会式の最後には、準硬式への激励を込めて、名城大学吹奏楽部の演奏と、日本大、法政大準硬式野球部員による応援メドレーが球場に鳴り響いた。その音色が学生たちを勇気づけたことは言うまでもない。準硬式初の甲子園大会の思いと挑戦は、後輩たちへと託された。

(文・取材/樫本ゆき)

室内練習場でウォーミングアップを行う東日本選抜。ユニホームはこの日のために新調された

室内練習場で、大学生が大阪の中学準硬式野球部の選手と一緒にダッシュを行い交流した

中止前に発表されたスタメンオーダー(東日本選抜)

中止前に発表されたスタメンオーダー(西日本選抜)

始球式を終えて、笑顔を見せるウクライナ留学生のキンさん。世界平和を願う一投を投じた

大阪・守口一中の準硬式野球部選手による始球式。大阪には48チームもの中学準硬式野球部がある

中学準硬式野球選手の始球式の球にスイングする同志社大・向久保怜央選手(3年=花巻東)

甲子園で大学生とシートノックを行う予定だった中学準硬式野球部の選手たちも憧れの地を踏んだ

名城大吹奏楽部の演奏と、法政大、日本大の有志部員による応援メドレーが場内を活気づけた

スタンドの観客、ライブ中継の視聴者に向けて感謝を述べる近藤みのりプロジェクトリーダー

準硬式野球部員であり、審判も務める6名の部員。審判員の普及拡大についても尽力していく

この日のために全国から集まった学生委員のサポートメンバー。自ら考え能動的に活動参加している

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