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大学準硬式のチャンピオンシップ、第75回全日本大学準硬式野球選手権記念大会が開幕。

 大学準硬式のチャンピオンシップ、文部科学大臣杯「第75回全日本大学準硬式野球選手権記念大会」が8月22日、大阪府・くら寿司スタジアム堺で開幕した。今年で75回目を迎える全日本選手権は、各地区予選を勝ち抜いた24の代表校が出場する。

 昨年の覇者で大会連覇がかかる日本大は、昨年の準決勝でぶつかった帝京大が初戦の相手。春季リーグ戦でベストナインを獲得した、中川朋彦(4年=土浦日大)、山本創也(3年=桜美林)らを中心に強力打線を形成する。

日本大学・山本創也(3年=桜美林)


 対する帝京大は、キャプテンでエースの山崎陽平(4年=横浜隼人)がチームの柱。山崎は最速144キロの直球とキレのあるツーシームを武器に打者を翻弄する本格右腕。今春の関東選手権では決勝で日本大を破り優勝。今大会屈指の好カードに要注目。

 昨年準優勝の大阪経済大は、2年ぶりの王座奪還に燃える。地区予選では苦しい試合が続いたが、6年連続28回目の出場を決めた。昨年の決勝戦で延長の末敗れた悔しさを胸に、王座奪還に挑む。

 今大会ナンバーワン投手の呼び声が高い中京大・道崎亮太(4年=東邦)は最速148キロ右腕。春季リーグ戦では道崎の投球をNPBスカウト6球団が視察。東邦高時代には甲子園のマウンドを踏み、センバツ甲子園では日本一も経験。日本一を知る道崎がチームを5年ぶりの優勝に導くか。

中京大・道崎亮太(4年=東邦)

 春季リーグ戦で打率・本塁打・打点の三冠を獲得した東北学院大・嶋田友(4年=浦和学院)は投手としても活躍する二刀流。嶋田を中心とした10試合で計130得点を重ねた強力打線で1958年以来の日本一を目指す。

 激戦区・関西地区を僅差で勝ち上がってきた大阪公立大医学部のエースは、6年生の澁谷佑樹(6年=甲陽学院)。130キロ中盤のストレートと多彩の変化球を武器に、全国の強豪に立ち向かう。

 12年ぶりの出場となる慶應義塾大は、準硬式屈指の好投手・日比谷元樹(4年=慶應義塾)を擁する。日比谷の他にもチームの守護神・長谷川優太(3年=慶應義塾)らなど好投手が集まる。

 決勝戦は27日10:00PB予定。熱戦の模様は、一球速報で全試合速報。また全日本大学準硬式野球連盟のInstagram、X(旧Twitter)でも試合結果を公開予定。

(編集部)

組み合わせ表

baseball.omyutech.com

【出場校 全24校】
■北海道地区代表 2校
・北海学園大学
・北海道大学
■東北地区代表 1校
・東北学院大学
■関東地区代表 6校
・帝京大学
・日本大学
・慶應義塾大学 
・中央大学
・東海大学
・早稲田大学
■北信越地区代表 1校
・北陸大学
■東海地区代表 3校
・中京大学
・名城大学
・愛知大学 
■関西地区代表 6校
・関西学院大学 
・近畿大学
・大阪公立大学医学部 
・大阪経済大学
・甲南大学 
・京都産業大学
■中国地区代表 1校
・広島大学
■四国地区代表 1校
・徳島文理大学
■九州地区代表 3校
・福岡大学
・九州産業大学
・九州共立大学