“JUNKOWEB”

久留米大が初優勝、2年前準優勝の悔しさ晴らす<清瀬杯第55回全日本大学選抜準硬式野球大会>

 1日に開幕した清瀬杯第55回全日本大学選抜準硬式野球大会は5日、石川県立野球場で決勝戦が行われた。九州地区代表の久留米大と関西地区代表の大阪教育大との対決となり、9―4で久留米大が勝利し初優勝を果たした。

 試合は1回から動いた。大教大は1死三塁のチャンスをつくると3番松尾知弥(3年=八尾)がレフトへ適時打を放ち先制。しかしその裏、久留米大の3番吉瀬泰斗(4年=筑陽学園)、今大会絶好調の4番小山田翔太(4年=太宰府)の連続適時打で勝ち越しに成功。相手のエラーも絡み打線が続きこの回一挙6得点を挙げ主導権を握った。リードを奪われた大教大は5回、7回に1点ずつ得点するも、久留米大は7回裏に6番西口元(4年=熊本北)、8番安藤大峻(3年=福岡工大城東)の適時打でダメ押しの3点を加え試合を決定づけた。最後は最終回からマウンドに上がった浅川侑哉(4年=西日本短大)がピンチをつくるも最後の打者をサードファールフライに打ち取り歓喜の輪をつくった。

 久留米大の主将・吉瀬泰斗はヒーローインタビューで、
「2年前は決勝で悔しい負け方をして自分達の代では絶対に優勝するという気持ちを持って今回の大会に望んだ。準硬式には素晴らしい世界が広がっている。ぜひ高校球児にも伝えていきたい」と話した。