
関東地区で5月31日(日)に開幕した全日本大会出場校選出予選会が6月14日(日)に閉幕した。本大会で全日本選手権大会に出場する7校、清瀬杯に出場する4校が揃った。(出場校一覧は本記事末尾の通り)
その中で、最も印象に残った日本体育大学 対 高崎健康福祉大学の試合を振り返る。
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6月14日(日)・八王子市民球場
日体大 010 100 000=2
高崎健康大 000 000 100=1
[日]〇青木、佐藤龍、宮下―長谷川
[高]山口、大沢―永井
二塁打=常世(日)、渋沢、星野、小山(高)
[戦評]日体大は早くも2回表、7番・佐藤龍の犠飛で1得点する。また、4回表には四球、相手の失策とゴロ間で進塁し、二死2・3塁で8番・長谷川がレフト方向へのタイムリーヒットを放ち2得点目。一方の健大は7回裏、単打、犠打で繋ぎ2番に座る主将・星野のライトオーバーツーベースヒットで1点を入れる。すべての回で走者を出すも得点に繋げられず、1点差のまま日体大が試合を制した。
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この試合で日本体育大学は創部初の全日本選手権大会出場を決めた。東都リーグ2部に所属する大学が全国大会に出場することはもちろん、予選会に出場することも極めて稀だ。今回は関東選手権大会3位枠に入り込み、そのチャンスをものにした。
今回は、以前取材した学生監督の柳下健斗(4年=光明相模原)と、チームを引っ張る主将の小作将吾(4年=日体大荏原)に取材した。
―(柳下)今日の試合を振り返って今の気持ちを教えてください。
「今日の試合は、3月の関東選手権大会からデータを取ってくれた本橋大地選手(2年=土浦日大)からの情報をしっかりと頭に入れて試合に挑みました。レベルの高いピッチャーが揃っているという情報を得て、守備は粘り強く守りビッグイニングを作らせないこと、攻撃は一点一点を取る事にこだわりました。実際に、先制点を取り、自分達の思ったように試合を進めることができたと思います。
高崎健康福祉大学さんも素晴らしいチームで、どちらが勝ってもおかしくない試合でしたが、最後は強い気持ちで臨めたのだと思います。弊部は初めての全日本選手権出場なので、チャレンジャー精神を持ち続け一戦一戦戦いたいです。」

―(小作)予選会を振り返った感想は。
「2試合行った予選会を振り返ると、楽な試合は1試合もなかったです。各リーグを代表するチームと対戦しましたが、日体らしい野球ができたというのは自分たちの今まで積み重ねてきたことを大舞台で発揮できたということだと思います。
また、今まで一緒についてきてくれた仲間やチームメイトを全国大会に連れて行くことができたこと、史上初の全日本選手権出場の切符を手に入れることができ、嬉しい気持ちとほっとした気持ちでいっぱいです。」

同じ東都2部で戦ってきた仲間が関東選手権大会から予選会を勝ち抜き、自分たちの手で歴史に名を刻んだ姿に心が打たれた。
主将の小作は2024年11月からキャプテンを務め、1年7か月に及ぶ主将生活の末、全国大会出場を果たした。また、4年生には体育教員を目指す学生も多く、大会期間と実習期間が重なる人も少なくなかったという。そのような中でもマネージャー含め部員全員でつかみ取ったこの結果は、まさに「全員野球の結晶」と言えるだろう。
リーグ内でも「日体は勢いがある」「勢いを持っていかれると戦いづらい」このように聞くことが多く、実際に試合中のプレーはもちろん、円陣や校歌の熱唱からもその勢いは感じ取れた。
この勢いのまま全国に日体の勢いを見せつけてほしい。創部初の日体大の健闘に今後も注目したい。
【全日本大会出場校一覧】
♢全日本選手権大会
中央大学、立教大学、日本体育大学(創部初)、明治大学、法政大学、神奈川大学、国士舘大学世田谷(創部初)
♢清瀬杯
日本大学、関東学院大学、高崎健康福祉大学、日本大学三崎町
文・法政大学Ⅱ部小野寺百花(4年=宮城第一)