
全日本選手権出場をかけた熱い戦いが繰り広げられている中、大きなニュースが舞い込んだ。日本大学準硬式野球部の竹川葉流(4年=都立江戸川)が、5月中旬からアメリカやカナダで行われているアマチュア野球リーグの「北米サマーリーグ」へ挑戦する。
今回は、このニュースを聞き竹川本人へ挑戦を決意した背景や意気込みをインタビューした。果たして竹川が北米での挑戦を通して目指す先とは。
「野球の価値観を広げるために」 常に先を見据えた挑戦の意図
MINK カレッジベースボールリーグ「セントジョセフ・マスタングス」の一員としてプレーをすることを決断した。日本からの大学生や社会人選手の挑戦は年々増加しており、準硬式野球からは2024年に小林拓斗(二松学舎大付属ー獨協大)が、「北米サマーリーグ」へ挑戦している。今回の挑戦について竹川は、「次のステージや今後の人生も考えて硬式球でのチャレンジが必要だなと感じたので挑戦を選びました」と挑戦の理由を語った。アメリカではホストファミリーにお世話になりながら、野球に打ち込むこととなる。
「アメリカ人特有の試合の入り方や野球の価値観を広げていきたい。」とアメリカでも研究熱心な性格を活かし、様々なことを吸収していく。「真っ直ぐは96マイル(約154.5km/h)を目標にしたい。」と大学でこだわってきたストレートのさらなるスピードアップにも取り組んでいくという。
また、東都1部春季リーグでは、主に抑えとしてマウンドに上がっていた竹川だが、「まずは中継ぎや抑えで慣れてから、先発もやってみたい」と自分の可能性を広げる時間にもしていきたいという。
「全日本選手権で投げたい」ラストチャンスへチームのために腕を振る
所属する日本大学は、東都リーグ1部2位で通過し関東地区からの全日本選手権出場枠をかけた予選会へ出場している。既に清瀬杯もしくは全日本選手権への出場は決まっているが、清瀬杯出場となった場合は、4年生は引退となるという。
「今後のためにも、全日本選手権で投げたい」
昨年育成ドラフト8位で福岡ソフトバンクホークスに指名され、現在2軍でローテーションを守っている大山北斗(興南ー中央大学)は、2年連続で全日本選手権優勝の胴上げ投手。昨年は甲子園のマウンドに上がった竹川だが、全日本選手権での登板はなく特別な舞台でもある。
先日行われた国士舘大学世田谷戦では0ー1で敗戦し、竹川自身も登板はなかった。次の試合が全日本選手権の切符をかけたラストチャンスとなる。
「国士舘大学世田谷戦の敗戦は精神的にもショックだったが、最後のチャンスを掴みとりたいです」
竹川は予選会終了後に渡航し、5月から始まっている「北米サマーリーグ」に8月から途中参加する予定だ。覚悟と挑戦をぜひとも応援したい。
(文/関東地区大学準硬式野球連盟理事 山中達也)