
国士館大との3回戦。初回に先制され重い空気が流れていた5回に同点2点タイムリーを放ったのが東洋大学・大久保達希(4年)だった。
高校時代は木更津総合高校で甲子園に出場。高校で完全に燃え尽きたというが、中学時代の同級生から「東洋大学準硬式野球部に入部するから一緒にやらないか」と誘われて入部を決めた。昨秋は、全関東選抜に選ばれ、甲子園で行われた決勝戦にも出場し「日本一」を味わった。
チームでは学生監督を兼任しながらチームの大黒柱でもある。「他の選手との距離感を大事にしながら、準硬式野球部ならではで経験ができる学生監督もしています。自分たちで考えながら練習や試合をできることが今は楽しいです。自分が打たないと勝てないと思っているので、変化球に対応できて良かったです」と学生監督の楽しさとともに試合を振り返ってくれた。
今後は、国士館大学や専修大学といったリーグ戦でしのぎを削り合っているチームとの対戦が続くが、「同じリーグに勝ち切ることができれば、リーグ戦にも繋がると思うので頑張りたいです」と語ってくれた。試合後のMTGでも先頭に立って試合の反省をするなど、チームの大黒柱がJUNKO界を明るく照らし、甲子園出場の経験を元にチームのレベルアップに貢献している。
▷関東大会トーナメント表(17日現在)

全関東選抜にも選ばれ9ブロック大会優勝を果たした
▽3回戦/3月13日・アイル・スタジアム浦和
東洋大
0 0 0 0 0 0 0 1 0=1
0 1 0 0 0 0 0 0 1=2
国士館大
[東]吉村昊(2年=横浜隼人)、金子直央(4年=福島商業)-黒岩秀哉(2年=前橋育英)
[国]藤原凰聖(4年=出雲西)、金沢彩人(4年=花巻東)-澤田遥人(3年=常総学院)
[戦評]東都1部でしのぎを削る2校の戦い。昨年全日本選手権でベスト8の国士館大学は2回裏、5番澤田遥人がレフトオーバーの三塁打で出塁すると、相手のエラーで先制する。その後は、東洋大学の吉村昊と金子直央、国士館大学の藤原凰聖の好投もあり試合は膠着状態に。7回裏無死二、三塁のチャンスで国士館大学はスクイズを仕掛けるも、投飛で走者が飛び出し併殺打に。これが流れを変えるきっかけとなる。8回表東洋大学は2死から代打永井瑠偉主(3年=広陵)が四球で出塁すると、代走の鈴木晧介(2年=宇都宮北)が初球から盗塁を成功させると、1番の阿部大翔(3年=沼田)がライトへタイムリーを放ち同点とする。9回終了で同点の場合はタイブレークになるが、9回裏先頭の落合隆心(3年=作新学院)がレフト線への二塁打で出塁する。犠打で3塁に走者を進めると、4番の高橋春輝(4年=日大三)が初球を捉え、左中間へのサヨナラ打。東都1部対決は国士館大学に軍配があがった。
(取材/関東地区大学準硬式野球連盟理事 山中達也)