
3月9日に開幕した、第68回関東地区大学準硬式野球選手権大会。関東地区の各地で熱戦が行われている中、1~3回戦の好試合を紹介する。選手の中には大学から新たなポジションに挑戦している選手や、高校時代は補欠で出場がなかなか出来なかった選手たちが大学に入って試合で輝く様子が数多く見られる。強豪校出身の選手も多く在籍する準硬式野球。26日まで開催中の関東大会で、ぜひ試合の熱狂を感じて欲しい。(学年はすべて新学年)
▷関東大会トーナメント表
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PICK UP GAME
▽1回戦/3月9日・アイル・スタジアム浦和
埼玉大
0 0 0 0 0 0 0 0 0=0
0 0 0 0 0 0 0 2 X=2
高崎健康福祉大学
[埼]山口響(3年=石橋)、目黒巧真(2年=秋田)-大塚真一郎(3年=県立相模原)
[健]山口翔(2年=渋川青翠)-永井華道(2年=桐生第一)
[戦評] 両先発投手の好投が光り、1点を競う投手戦に。お互いにチャンスを作りながらもあと一本が出ないまま終盤に差し掛かった8回、埼玉大学は投手を目黒に交代。2者連続死球でチャンスを作ると送りバントで1死2、3塁とチャンスを広げる。7番小路悠人(2年=明和県央)の初球でスクイズを敢行。これがツーランスクイズとなり高崎健康福祉大学が2点を先制。その2点を守り切り、先発山口翔は完投。北関東連盟所属同士の対戦は高崎健康福祉大学に軍配が上がった。
▽2回戦/3月11日・所沢航空記念公園野球場
東洋大
0 0 0 0 2 0 0 0 1=3
2 0 0 0 0 0 0 0 0=2
国士館大学世田谷
[東]吉村昊(2年=横浜隼人)、中嶋匠智(3年=秋田工)、金子直央(4年=福島商)-黒岩秀哉(2年=前橋育英)
[国]寺崎悠人(3年=桜林)、竹之内貫太(3年=麻生)、奥田恭平(3年=東京学館浦安)-佐々野健(3年=二松学舎大付)
[戦評]東都1部の東洋大学と新関東1部で昨年の清瀬杯ベスト8の国士舘大学世田谷の強豪対決。試合は国士舘大学世田谷が初回に5番高橋丈(3年=花巻東)のタイムリーと相手のパスボールの間に2点を先制。東洋大学は、4回まで相手先発寺崎の打たせて取る投球に翻弄される。中盤の5回、四球とヒットでチャンスを作り昨年9ブロック大会で関東選抜を経験した2番大久保達希(4年=木更津総合)がセンターオーバーの2点タイムリーを放ち同点とする。その後は、1点を巡る激しい攻防に。9回東洋大学が、相手投手の暴投の間に勝ち越し。その裏を、昨年関東連盟のオーストラリア遠征を経験した金子直央が抑えて勝利。東洋大学は、次戦以降同リーグ所属のチームとの戦いが続く。
▽3回戦/3月13日・アイル・スタジアム浦和
東洋大
0 0 0 0 0 0 0 1 0=1
0 1 0 0 0 0 0 0 1=2
国士館大
[東]吉村昊(2年=横浜隼人)、金子直央(4年=福島商業)-黒岩秀哉(2年=前橋育英)
[国]藤原凰聖(4年=出雲西)、金沢彩人(4年=花巻東)-澤田遥人(3年=常総学院)
[戦評]東都1部でしのぎを削る2校の戦い。昨年全日本選手権でベスト8の国士館大学は2回裏、5番澤田遥人がレフトオーバーの三塁打で出塁すると、相手のエラーで先制する。その後は、東洋大学の吉村昊と金子直央、国士館大学の藤原凰聖の好投もあり試合は膠着状態に。7回裏無死二、三塁のチャンスで国士館大学はスクイズを仕掛けるも、投飛で走者が飛び出し併殺打に。これが流れを変えるきっかけとなる。8回表東洋大学は2死から代打永井瑠偉主(3年=広陵)が四球で出塁すると、代走の鈴木晧介(2年=宇都宮北)が初球から盗塁を成功させると、1番の阿部大翔(3年=沼田)がライトへタイムリーを放ち同点とする。9回終了で同点の場合はタイブレークになるが、9回裏先頭の落合隆心(3年=作新学院)がレフト線への二塁打で出塁する。犠打で3塁に走者を進めると、4番の高橋春輝(新4年=日大三)が初球を捉え、左中間へのサヨナラ打。東都1部対決は国士館大学に軍配があがった。
(取材/関東地区大学準硬式野球連盟理事 山中達也)