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【関東大会の裏側コラム】プレーヤーだけが主役じゃない。大会舞台裏を高校生にも見てもらいたい理由

昨年まで関東地区大学準硬式野球連盟の学生委員長を務めた埼玉大学の山中達也さんは、大会の舞台裏で大会を支える学生たちの存在に目を向けて欲しいと話します。山中さんは「プレーするだけが野球との関わり方ではない」と語り、大会を支える側として関わることで、野球の世界はもっと広がることを伝えている。高校生や野球関係者、保護者にもぜひ知ってほしいもう一つの野球の形が、準硬式の世界にはあります。山中さんのコラムです。

野球場にいるのは学生だけ。試合の運営全てが学生主導で進んでいく

▷関東大会トーナメント表(13日現在)
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選手の激闘とともに、ぜひ注目して欲しい点がある

 第68回関東地区大学準硬式野球選手権大会が3月9日に開幕した。3月6日に国立オリンピック記念青少年総合センターで開会式と主将会議が行われ、13日までに38試合を実施。1、2回戦ではコールドゲームも多く見られたが、3回戦に入ると延長タイブレークの接戦も増え、各地で白熱した試合が繰り広げられている。

 前回大会優勝の明治大学、全日本選手権2連覇中の中央大学など有力校も順調に勝ち上がり、大会は佳境へ。全日本選手権出場枠「1」をかけた戦いは、今後さらに激しさを増していきそうだ。

  さて、この大会を進行していくにあたって、注目して欲しい点がある。運営を担っている学生委員の姿だ。各校から立候補して集まった学生委員会が、事前の球場確保や審判の手配から当日のスコア、アナウンス、一球速報、得点盤などまで学生が全て行っている。

  大会が始まって、中止となった試合の調整や新たに使用することとなった球場で行う試合の審判の手配など、学生委員は苦労しながら1週間を過ごしている。新規で加入した学生委員もアナウンスやスコアを実践し、失敗を積み重ねながら日々成長し自信をつけていく。私も数日間取材と同時に学生委員たちの本部運営の様子を見て、大変だったがやり遂げることによって得られる達成感を懐かしく感じた。

インスタグラム用の動画インタビューを撮影する学生委員

知ってほしい、もう一つの「野球とのかかわり」

 学生委員の後輩たちにはよりよい大会運営のためにコミュニケーションをとりながらこの大会を成功させ、その後のオールスター大会や予選会の運営に向けて、自信をつけていってほしいと思う。

野球関係者、保護者、高校生には、彼ら、彼女らの姿を見て「人を支える側として野球とのかかわり」があることを知ってほしい。

新入学の季節。
準硬式の世界で待っています。

 (文/関東地区大学準硬式野球連盟理事・山中達也=元関東地区学生委員長)