
第68回を迎える関東地区大学準硬式野球選手権大会の抽選会が2月15日に行われ、出場各校の主将が一堂に会した。昨年から導入された「第二シード制度」により16校がシード入りし、さらに横浜薬科大学・帝京大学宇都宮による合同チームも出場。昨季上位校が左下ブロックに集中するなど、組み合わせは早くも激戦模様だ。大会は3月9日に開幕し、26日に横須賀スタジアムで決勝を迎える。
▷第68回関東地区大学準硬式野球選手権大会 組み合わせ変更のお知らせ – 関東地区大学準硬式野球連盟
2月15日、第68回を迎える関東地区大学準硬式野球選手権大会の抽選会があり、各校の主将が集まった。昨年から加盟校の試合機会確保による全体的な底上げと上位進出校を応援する文化を形成するために導入された第二シード制度により、シード校は16校、また人数が少ない大学同士でチームを結成して大会に出場する合同チーム(横浜薬科大学・帝京大学宇都宮)の参加も昨年に続き認められた。
各校の主将が抽選の結果、対戦カードが決定するとすぐにチームメイトに報告する様子が印象的だった。大会は、3月9日から開幕し、26日に横須賀スタジアムでの決勝戦が予定されている。出場各校は、新年度最初の公式戦に向け、キャンプやOP戦を実施し、準備を進めている。全日本選手権の切符をかけた熱い戦いに期待したい。
昨年の上位校が左下ブロックに集中
今大会の最注目校が左下ブロックに集まった。
昨年の全日本選手権2連覇を果たした中央大学や清瀬杯優勝の神奈川大学、昨年の関東大会優勝の明治大学など強豪校のブロックである。中央大学は昨年の関東大会では準決勝で優勝した明治大学に敗れ、3位となった。全日本選手権では2-1と接戦を制し、リベンジを果たしたが、同カードは再び準々決勝で当たる可能性がある。2年ぶりの優勝へ向け、新チームの仕上がりに注目したい。
昨年の関東大会で優勝した明治大学は、昨年に引き続き4回戦で同じ東京六大学リーグ所属の早稲田大学と対戦する可能性がある。早稲田大学は、全関東選抜や全日本選抜を経験した選手が数多く残っており、リベンジに燃えているだろう。また、3回戦まで勝ち進むと明治大学と対戦する立正大学は昨年の大会で同じ東都リーグの上位リーグに所属している國學院大學に勝利するなど躍進。秋には東都4部で優勝し、3部への昇格を果たしており、上昇気流に乗って明治大学を飲み込めるか。清瀬杯優勝の神奈川大学は、今大会ノーシードでの出場。3回戦で3年前に優勝した東都1部帝京大学との対戦が予想されるなど決して簡単な山ではないが、どのような戦いを魅せてくれるか注目だ。その他、全日本選手権にも出場経験がある新関東1部の日本大学三崎町や昨年の北関東春季リーグで準優勝し、全日本予選会に出場した高崎経済大学など強豪校がひしめく左下のブロックはどのチームが勝ち上がるか。
日本大の150キロコンビに注目
左上のブロックは、数多くのダービーに注目。
昨年の北関東秋季リーグで準優勝し力をつけている埼玉大学と同リーグでしのぎを削り合っている高崎健康福祉大学の北関東ダービーに注目。その下は東都2部3部に所属し、毎年激しい昇降格争いを繰り広げている3校が1、2回戦で激突。法政大学Ⅱ部は東都2部に昇格した勢いのまま勝ち上がり、東京六大学リーグ所属の法政大学との法政ダービーでの勝利を目指す。さらに、8-15の山では東都リーグ1部に所属している国士館大学、東洋大学、専修大学の3校が固まり、白熱した東都1部ダービーが予想される。果たしてどの大学がこの山を勝ち抜いて上位に進出できるか。
昨年の関東大会、全日本選手権それぞれ準優勝の立教大学は、16日に青山学院大学・平成国際大学・学習院大学の勝者と対戦。平成国際大学は加盟後、初出場で選手宣誓も務める。また、プロも注目の竹川葉流(新4年=都江戸川)、首藤玄大(新4年=日大豊山)150㎞右腕2人が所属する日本大学はここ2年関東大会では苦戦している。2年前に敗戦した筑波大学との対戦も、初戦を勝利すれば実現し上位進出に燃えているだろう。また、合同チームは北関東リーグ所属の群馬大学荒牧と対戦。群馬大学荒牧は勝利すると群馬大学との群馬大学ダービーとなる。昨年北関東リーグ春秋連覇している宇都宮大学は地元栃木の宮原球場で初戦を迎える。2年連続の全国大会出場へ向け、好スタートを切りたい。
昨秋68年ぶりリーグ優勝した横浜市立大は右下ブロック
右下のブロックは、2年連続で清瀬杯に出場している関東学院大学が1、2回戦勝ち上がると堅実な野球で新関東1部秋季リーグを優勝した都留文科大学と対戦。3年ぶりの全日本選手権出場を目指す慶應義塾大学は、成蹊大学・日本大学生物資源科学部・東京農業大学の勝ち上がりを待つこととなる。昨年に引き続き第二シードを獲得した日本体育大学は、同じ東都2部所属の國學院大學、東都3部の城西大学、新関東1部で徐々に力をつけている芝浦工業大学の勝ち上がりを初戦に迎える。昨年の大会では中央大学相手に0-1と善戦した地力の高さを魅せ、上位進出なるか。68年ぶりに神奈川リーグ1部を昨秋優勝した横浜市立大学は、地元神奈川県の保土ヶ谷球場で初戦を迎える。全国大会出場経験のある新関東1部創価大学は、1、2回戦勝利で勢いをつけてシード校撃破を見据えているだろう。
取材後記 イベントを運営するのは学生委員 学生主体の運営こそJUNKOの魅力
1日かけて行われたイベントを運営したのは関東連盟の学生委員会に所属する学生委員のメンバーたち。自ら立候補し、各リーグ・各大学から合計24名のメンバーが集まって活動を行っている。全日本連盟の評議会と日程が重なっており、評議会に帯同する学生委員がいた影響で、イベント運営は限られたメンバーで行った。イベント前からMTGを重ねて、スケジュールや各イベントの内容の打ち合わせをしてきた。
Baseball5では昨年の全日本選手権関東予選に出場した帝京大学のフリアス來(新4年=目白研心)と甲子園大会でも東日本選抜の主将を務めた國學院大學・大滝快晴(新4年=新潟明訓)の2人に運営のサポートを依頼して、参加者にBaseball5の体験を提供した。
当日は、朝7時30分には会場に集合し、受付対応やイベントの会場準備、各種講習会の運営にあたった。私も昨年、学生委員長として初開催のイベントを運営して、タイムマネジメントや全体への指示の統一など大変さを実感したが、2回目ということもあり学生委員たちはコミュニケーションを取りながら、滞りなくイベントやり遂げた。
12月に新体制となった中、3年間の学生委員生活を終え、少し俯瞰して後輩たちの様子を見ていたが、新体制当初の不安そうな様子はなくなり、覚悟と成長を見ることができ、少し安心した。学生から学生へ引き継がれていき、さらに学生主体の運営は進化していく。
新年度から理事として引き続き競技に関わっていくが、1人の準硬OBとして貢献できることを探しながら、学生の活動を応援していきたい。

Baseball5をサポートする(写真左から)大滝さんと、フリアスさん


「可能性、ひろがる。JUNKO」のスローガンのもと、2026年も普及を続けていく
(文=関東地区大学準硬式野球連盟学生委員長、埼玉大学4年・山中達也=県立川越)