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第7回親善交流試合 東京六大学選抜VS東北地区選抜 注目選手紹介②

8月10日、仙台市民球場にて「第7回親善交流試合 東京六大学選抜 対 東北地区選抜」が3年ぶりに開催される。(昨年は中止)2年に1回開催されている交流試合は今年で7回目を迎える。通算成績は9勝5敗と東京六大学選抜が勝ち越している。
東京六大学選抜は東北出身の選手が10名選出されており、昨年東北学院高校を初の甲子園出場に導いたエース伊東大夢選手も選出されている。
この試合に先立ち、両選抜の注目選手を10名紹介。今回は東京六大学選抜の5名を紹介します。

前回の紹介はこちら

塩野文也・外野手 立教新座高ー立教大学
力みのないスイングで広角にヒットを放つ好打者。春のリーグ戦では主に1番に座り打率3割台をマーク。自分で決めにいく打撃ではなく、ボール球を見極める選球眼を持つ。守備で特筆すべきなのはポジショニング。リーグ戦で何度もポジショニングでヒット性の打球を捕るシーンがあった。攻守ともに見せ場を作ることができる塩野に注目していただきたい。
見てほしいプレー
広角に打ち分ける打撃
交流戦の意気込み
精一杯頑張ります。

吉原瑠人・捕手 仙台育英高ー明治大学
1年春から明治大学の正捕手として投手陣をリードし続けている選手。学年問わず、どのピッチャーにも強気で声をかけ奮い立たせる姿をリーグ戦で常に見せてきた。更に打っても春のリーグ戦で打率.368の数字を残しベストナインを受賞。今回の六大学選抜では主将を務める。そして吉原は仙台育英高校出身。凱旋の地でチームを引っ張るプレーに目が離せない。
見てほしいプレー
右方向に強い打球
交流戦の意気込み
自分が持っている力を発揮します。

岡見大也・投手 慶應義塾湘南藤沢高ー慶應義塾大学
130km台後半の伸びのあるストレートが持ち味の大型右腕。リーグ戦では主に2戦目の先発を任され、防御率2.16の活躍。1イニングあたりに出すランナーの数(WHIP)も少なく先発適正は折り紙付き。1年秋から主戦として投げていて、若いチームとなる今回の六大学選抜を引っ張る活躍に期待したい。
見てほしいプレー
ストレートで押していく姿
交流戦の意気込み
六大学の名に恥じぬようにプレーでチームに貢献していきたいです。

古川端晴輝・投手 花巻東高ー法政大学
1年春から法政大学投手陣の中心メンバーとしてフル回転の活躍を見せている気迫満点のサウスポー。先発でもリリーフでも力を発揮することができる。特にランナーを得点圏に置いてからのピッチングは目を見張るものがある。古川端の地元東北で見せる、“voice”で抑える姿に注目していただきたい。
見てほしいプレー
牽制
交流戦の意気込み
勝利に貢献できるように頑張ります。

笠井駿汰・外野手 早稲田大学本庄高等学院ー早稲田大学
長打力が魅力の右打者。春の関東大会では3番DHを任されていた。逆方向に強い打球を放つことができる打撃だけでなく、守備におけるハンドリングにも注目。リーグ戦の試合後にグラウンドに残って打ち込みを欠かさないストイックな一面も見せる。交流戦での笠井の打棒爆発に期待がかかる。
見てほしいプレー
積極的なスイングと追い込まれてからの粘りのバッティング
交流戦の意気込み
早稲田と六大学のプライドを胸に、勝利に対して貪欲にいきたい。また野球以外の面では、東北選抜チームとの交流を通して、人間的にも成長できる機会を大切にしたいと思います。

今回の交流戦は810日水曜日、仙台市民球場にて開催。入場は無料。過去にはこの交流戦を観戦したことがきっかけで準硬式野球部に入部した選手も。
進路選択に悩む高校生は、この交流戦を機に準硬式野球のレベル、スピード感を実際に見て、準硬式野球を選択肢として考えてみるのはいかがだろうか。

次回は東北地区選抜の注目選手を紹介します。

 

(選手紹介文:立教大学 吉野剛史)