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広島大学が3年ぶり優勝 全日本大会の出場権を獲得

3月29日から行われていた、2022年度中国地区大学準硬式野球春季大会は広島大学の3年ぶりの優勝で幕を閉じた。優勝した広島大学は、8月から行われる全日本大会に出場する。

優勝した広島大学の主将、坂本翼(広島大学・3年=鹿児島中央)は、「コロナの影響もあり、新チームになってから初めての大会で優勝できたことは素直に嬉しかったです。チームのみんなに感謝の気持ちでいっぱいです。」と優勝の喜びを噛み締めた。

ターニングポイントは、下関市立大学との対決。
1点を追いかける8回裏。無死満塁の場面で1番・横畠和貴(広島大学・3年=呉三津田)が四球をもぎ取り同点。続く天川裕貴(広島大学・2年=一宮南)が中安打を放ち、勝ち越しに成功。5番・小池広太郎(広島大学・3年=須磨学園)がレフトへ二塁打を放ち下市大を突き放して、逆転勝利を果たした。

坂本は「初戦ということもあり、勝って勢いにのりたいと望んだ試合。土壇場で追いつけたことで、チーム全体に自信がついた。全日本大会でもチーム一丸となって戦っていきたい。」と意気込んだ。

エースの徳竹智大(広島大学・2年=市川)は3試合に登板し18イニング16奪三振を奪う圧巻の投球を見せた。また、外野手としてもダイビングキャッチでピンチを救うなど、大車輪の活躍でチームを優勝に導いた。

最優秀選手賞を受賞した徳竹智大

一方、昨年全日本大会に出場した下関市立大学は2位となり、9月から行われる清瀬杯に出場する。主将の浦上祥希(下関市立大学・4年=城東)は「昨年の全国大会では、初戦で負けてしまったので、清瀬杯ではまずは一勝、ベスト4を目標に頑張りたい。ピッチャー陣を救う為に打線が奮起できるように頑張りたい。四年生の最後の大会になるので良い形で終われるようにしたい。」と話した。

準優勝の下関市立大学

■大会成績
1位 広島大学(4勝1敗)
2位 下関市立大学(4勝1敗)
3位 岡山大学(3勝2敗)
4位 鳥取大学(2勝3敗)
5位 山口大学(2勝3敗)
6位 海上保安大学校(0勝5敗)
※広島大学は4勝1敗と同成績であった下関市立大学との直接対決で勝利していた為、優勝となった。

 

(文/岡山大学・西椋生)